単管パイプには2種類ある
単管パイプDIYに欠かせないものといえば、もちろん「単管パイプ」ですよね。
その単管パイプに2種類あるってご存知ですか?
「ああ、厚みのことだよね。2.4mmと1.8mm。」
そう思った皆さま、大正解です!
ところで、厚み以外にどう違うかもご存知ですか?
・・・
実はそれぞれに一長一短があり、活かすべき場面があります。
この記事を参考に、作ろうとしているものに合った単管パイプを選んでみてください。
今回のYoutube動画がこちら
4種目で比べてみます
- それぞれの重量
- パイプカッター切断時の違い
- かん太締付時の違い
- ドリルビスで穴開け加工時の違い
以上の4種目で、一部数値化できない部分もありますが、比べてみました!
重量の違い
今回使ったのは25cmの長さの単管パイプです。
25cmで120gもの違いがありました。
ちなみに、それぞれの単管パイプの1mあたりの公称値は
肉厚2.4mm:2730g
肉厚1.8mm:2080g
と650gも差があります。
これが10m分だと6500g(6.5kg)、20m分だと13000g(13kg)もの差が生まれます。
この重さの違いは作業性に直結しますよね。
パイプカッター切断時の違い
次はパイプカッターで切断した際にどのような違いがあるか、検証してみました。
2.4mmは9周目で切断することができました。
一方、1.8mmは8周目で切断できました。
早く切れるのは1.8mmなんですが、どうもカッターの刃が入りやすいのは2.4mmのようです。
どちらのほうがカッターの刃を痛めやすい(早くダメになる)かはまた別検証ですね・・・!
かん太締付時の違い
続いて、かん太のZタイプとSタイプをそれぞれ締め付けたときの違いを検証してみました。
こちらは数値化できず体感でしかお届けできないのですが、予想通り大きな違いはありませんでした。
ドリルビス穴開け加工時の違い
今度は、ドリルビスで単管パイプに穴開けした際にどのような違いがあるか。
2.4mmの方は、比較的簡単にビスが入っていきました。
一方、1.8mmの方はビスが滑ってしまい、何回か失敗してしまいました。
素材が固く、ビスが入りづらい印象がありました。
大和鋼管さん曰く、「錫メッキのビスがおすすめ」とのことです。
4種目まとめ
というわけで、4種目の検証が終了しました。
重量:1.8mmのほうが軽くておすすめ
パイプカッター切断時:早く切れるのは1.8mmですが、切りやすいのは2.4mm
かん太締付時:特に優位性はありません
穴開け加工時:2.4mmのほうが加工しやすい
という結果になりました。
これらを踏まえると・・・
かん太で組み立てるだけの場合は、1.8mmがおすすめ!
穴開け加工などをする場合は、2.4mmがおすすめ!
です!
ちなみに、価格については1.8mmのほうが一般的には安く販売されています。
ただし、市場の競争激化などで、必ずしも1.8mmのほうが安くなっているわけではありませんので、その点はご注意ください。
ご協力ありがとうございました!
今回サンプルをご提供いただいた大和鋼管工業株式会社さま、ありがとうございました!
詳しい情報は下記に記載しておきますので、気になった方はご覧ください♪
大和鋼管工業株式会社さま
ホームページ:http://www.daiwast.co.jp/
Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCHlbPwzWKOfcJ_I_huU41Jw
カタログ:https://ashiba-pipe.com/catalog/37454/