【前回の記事】

1.単管パイプ塗装専用台 [#1]パイプを必要本数切ります!!! ‎

 

前回は単管パイプを必要本数カットすることが出来たので、今回はパイプの穴あけ加工を行いたいと思います。

 

 

で・す・が!!!

 

その前に、、、単管パイプの加工のデメリットについてお話します。

単管パイプに穴を開けたり(穴あけ加工)、溶接したり(熱処理)、単管パイプ自体を曲げたりすると、パイプ本来の物性値が変化します。

パイプの物性値が変わることによって、単管パイプの強度が弱くなったり、鉄本来の粘り強さ(靭性)が無くなったりと、パイプが脆くなる恐れがございます。

パイプの加工を行う際は、十分に上記の内容を考慮し、自己判断で行ってください。

 

 

今回の制作にあたっては、単管パイプにそこまで負荷がかかる使用用途ではなく、あくまでペンキを塗る為でしたので、十分に考慮した上で、穴あけ加工をする判断をしました!

 

今回穴あけ加工のやり方は大きく3つ

① 細い穴を開ける。

② 細い穴を太く拡張する。

③ 開けた穴をタップでネジ切をする。

 

これだけで、穴あけ加工が出来ちゃいます。

意外と難しそうに思えますが、意外と簡単に出来ちゃうんですね~(笑)

 

では、もう少し細かくお話ししましょう♪

 

 

① 細い穴を開ける。

穴を開ける経によって穴の開け方は異なりますが、今回は太めの穴を開けたかったので、まずは細い穴を開けます。

なぜかというと、いきなり太い経の穴を開けようとすると、大変開けにくいです。。。

まずは細い穴を開けてから、その穴を拡張するように穴を広げました。

 

 

↓40cmのパイプに10cm間隔でマークを付けます。

 

↓付けたマークにポンチでくぼみを付けて、ドリルビットの先端が逃げないようにします。

穴を開けます。

実は、今回二つの工具で穴あけを行ってみました!

  • ドリルドライバー(振動無し)
  • インパクトドライバー

使ってみた結果から言うと、インパクトドライバーが簡単に開きました。

 

インパクトドライバーは、ドリルドライバーに比べて「打撃」と言う振動が加わることによってドリルビットが単管に食い込みやすく穴が空けやすかったです。

比べて、ドリルドライバーは穴を開けることは出来ましたが、結構時間がかかってしまい、インパクトドライバーに比べて、少し根気が必要でした。。。

 

 

逆にインパクトドライバーは、穴あけの際にドリルビットが少し引っかかるような感触があっても、トルクが強いため回ってしまう事がしばしばありました。

今回はきれいに穴あけが行えましたが、使用の仕方によっては、パイプが破損する恐れを感じました。

比べて、ドリルドライバーはトルクの調整が出来るため、時間はかかりますが、パイプにあまり負荷をかけずに穴を開けられる印象がありました。

 

工具は種類や使い方によって様々ですが、個人的にはインパクトドライバーで穴あけ加工が良かったので穴を開けていきます。

 

② 細い穴を太く拡張する。

細い穴を太く拡張します。今回は太めに拡張するので2段階に分けて拡張します。

 

↓細い穴にドリルビットが上手く引っ掛かり穴あけがより簡単になります。

 

↓途中経過

 

↓拡張後。 

 

 

↓ここからさらに太くします。

 

↓拡張後。

 

 

③ 開けた穴をタップでネジ切をする。

次は空いた穴にネジ用のタップを切ります。

 

↓専用のタップ工具で、ネジ切をする。

<ポイント>ネジ切でボルトの入り方が変わります。精密に行う場合は、垂直器等の使用を推奨します。

今回は作業用の塗装台なので、見栄え関係なく適当に開けちゃいました。。。(笑)

 

↓ネジ切後。

<ポイント>ネジ切後、バリ等で怪我されないようにご注意ください。

 

 

 

①,②,③を繰り返す。

 

以上の①,②,③をパイプ二つで計6個の穴を開けました!

 

意外と体力が必要な作業でした。。。

次回からはあまりパイプ加工しない方向性で制作を考えよう。。。(笑)

 

 

 

次回は、いよいよ組み立てをしてみようと思います!!!

それではお楽しみに~(^^)ノシ