『単管パイプってどんな塗料が塗れるの?』
そのようなご質問を定期的に頂いております。
実は単管パイプはただの鉄ではなく、鉄の表面に「溶融亜鉛めっき」、いわゆるドブヅケという表面処理がされています。
この亜鉛めっきに相性の良い塗料というのがあまりない、らしいのです。
そこで、今回はホームセンターに売っている安価なスプレー(ラッカー系&水性)を塗ってみてどうなるか、検証してみました!
ちなみに、当社のイチバンのおすすめは「ローバル」です。
単管パイプの素材である「亜鉛めっき」専用に設計された塗料で、相性は抜群です!
過去にローバルを塗装した記事はこちら↓
かん太、錆びていませんか?
ただ、ローバルは灰色一色しかないので、色を塗りたい場合、市販の様々な塗料から選ばなければなりません。
塗っただけの検証ですので、あくまでも参考程度にご覧ください♪
動画でも作成していますので、ぜひご覧ください!
記事で読む方は下へGO!
被検体は3種類で4パターン
まず、当社での取り扱っている「ローバル」
ほか2種はホームセンターで購入した「ラッカースプレー銀色と」「水性スプレー黒色」です。
これらを使って、4パターンの塗装を単管パイプに試してみます。
・ローバル+水性スプレー
・ローバル+ラッカースプレー
・水性スプレーのみ
・ラッカースプレーのみ
つまり、単管パイプに直接ぬる/ローバルを間に挟む、で違いが出るのかどうか?も見てみます。
それでは塗ってみましょう!
塗ってみよう
まずはローバルを半分に塗ります。
ちなみに、塗装日は8月2日のめちゃくちゃ暑い日でした・・・(笑)
ローバルは常温で20分ほどで乾くのですが、この日は10分かからず乾燥してしまいました。
乾燥すると濃いグレーから薄いグレーに変色します。
続いて両端に水性スプレー黒色を塗ります。
養生テープを超えないように注意して・・・。
最後にラッカースプレー銀色を真ん中2箇所に塗装します。
ここで一度パイプが塗装台から落ちましたが、動画では華麗にカットしてあります(笑)
検証結果は・・・?
(大きな画像をご覧になりたい方は画像をクリックしてください。)
さて、単管パイプにスプレーを直接塗ったらどうなるか、結果としては、剥がれなどは起きずきれいに塗れました。
ローバルとの違いは、質感が少々違うのみで、大きな差はありませんでした。
ちなみに、時間が経つことにより、何かしらの劣化が起こる可能性は十分にあります。
特に、亜鉛めっきと相性の良いローバルを挟んである方は大丈夫だと思いますが、単管パイプに直接塗ってある方は、剥がれが起きるかもしれません。
なにか起これば、続編としてご紹介します。
ちなみに
今回ご紹介した「ローバル」、かん太Sタイプには必須塗料といっても過言ではないほど重要です。
というのも、Sタイプはコストが低い分、塗装前提で設計されているのです。
ローバルを塗った金具と塗ってない金具をヨーイドンで雨風に晒すと、塗っていない方は1ヶ月で錆び始め、1年で見るも無残な状態になってしまいます。
一方、ローバルを塗った方は1年経っても大きな錆は発生していません!
ローバルをサッと塗っておくだけで、錆びの発生をかなり抑えられますので、Sタイプをご愛用の皆さまは是非ローバルを試してみてください。
シンプル(S)タイプのご購入はこちら:シンプル(S)タイプ
ローバルのご購入はこちら:常温亜鉛めっきローバル スプレータイプ