単管パイプのことは単管パイプDIYerの皆さんであれば、ご存知だと思いますが、
「単管パイプメーカー」のことはご存知ですか?

今回は弊社の単管パイプ試験販売でも多大なるご協力を頂いている、

単管パイプメーカーの大和鋼管工業さん

にさらなるご協力をいただき、工場見学と単管パイプの勉強をしてきました。
残念ながら、工場の様子はあまり多くは見せられないのですが、

インタビュー形式で単管パイプの疑問を色々と聞いてきましたので、ぜひ動画をご覧いただければと思います!

今回のYouTube動画はこちら

大和鋼管さんの公式ホームページとブログはこちら!
ブログでは単管パイプや鋼材の豆知識、DIY等についても発信されていますので、ぜひ御覧ください!
公式ホームページ:https://www.daiwast.co.jp/
ブログ:https://www.daiwast.co.jp/blog

大和鋼管工業とは

大和鋼管工業さんは創業90周年を迎える、亜鉛めっきパイプの専門メーカーです。
弊社でも試験販売している「軽量単管パイプSL(スーパーライト)700」を主力製品として、様々な亜鉛めっきパイプを製造されています。
国内ではトップシェアを誇り、1996年以来約46万トン、4m換算で8300万本の累計販売してきたそうです。

工場見学を経て、特に大和鋼管さんが力を入れておられると感じたのが、工場における「事故防止のための安全対策」です。
工場内に専用のスペースを設け、自社開発の危険体感装置による研修を必ず入所者には受講させるそうです。
その他、外部向けの講習会なども開催されているそうです。

私たちもいくつか体験させてもらいましたが、とてもリアルに「回転体に引き込まれる」感覚を味わいました。
品質の良い商品は優れた生産環境からしか生まれないと感じました。

インタビューで色々と聞いてみました

さて、ここからは、大和鋼管工業の企画部所属、杉本さんにお相手いただき、単管パイプの疑問を色々とぶつけてきました。
以下杉本さんからのご回答です。

他社製の単管パイプと大和鋼管製の単管パイプの違い

一番わかり易い違いとしましては、「先めっき」か「後めっき」か、つまりめっきの工程に違いがあります。
他社単管パイプは、すでにめっきがされたコイル、つまり「先めっき」されたものから単管パイプを形成し、接合部を溶接します。
一方、弊社の単管パイプはめっきがされていないコイルから単管パイプを形成し、パイプそのものをめっき処理、つまり「後めっき」します。

後めっきの最大のメリットは「溶接部がむき出しになっていないので錆びにくい」ことです。
金属加工の場面でも溶接部は特に錆びやすく、錆止め処理を重点的にしなければなりませんが、

弊社のパイプは溶接部を覆う形でめっき処理されていますので、先めっきパイプよりも錆びにくいのです。

また、めっきが全周均一にされていることから、塗装がしやすいというメリットもあります。
DIYにおいては単管パイプを塗装される方も多くいらっしゃいますので、それなりに大きなメリットになるかと思います。

どうして1.8mmのほうが2.4mmよりも強度が高いのか?

2.4mmは従来より製造している単管パイプなんですが、後発の1.8mmは使われている材料が特別仕様になっているというのが強度の理由です。

肉厚2.4mm単管パイプの材料の引張強度が500Nであるのに対し、1.8mm単管パイプは引張強度700Nの材料が使用されています。
これにより、肉厚が薄くてもより強度の高い単管パイプを実現することが出来ました。

続きは後編で!

まだまだ質問はたくさんしてきました。
続きは後編をお楽しみに!

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