ようやく春らしくなってきました!
と思いきや雪が降ったり、まだまだ寒い日が続きそうです。
そろそろ冬用タイヤのことも考えないとなぁと思っていらっしゃる皆さん!
特にウィンタースポーツに出かける皆さん!
スタッドレスタイヤの保管に困っていませんか?
- ちょうどいい置き場所がない
- 地面に直置きするとタイヤの劣化が早いしゴミも溜まる
- 一度置いたら動かすのが面倒
などなど、ないと困るものなんですが、夏の間の置き場所や保管方法にはなかなか困りものですよね。
そこで今回は単管パイプで作る「キャスター付きタイヤラック」をご紹介します!
キャスターでゴロゴロ動かせるので、置き場所の変更もできるし、地面に直置きではなく浮かせられるので安心ですよ!
※今回のYouTubeおよび記事は過去に作成した事例のものです。
動画内、記事内の金具の外観が古い商品となっている可能性がありますが、同等商品を現在でも販売しております。
今回のYouTubeはこちら
パイプと金具
まずは使うパイプと金具の紹介から!

使うパイプはわずか3種類!
- 1mパイプ 2本
- 50cmパイプ 8本
- 7.5cmパイプ 2本
だけです!
7.5cmのパイプは地面に突っ張るために使用します。
突っ張りが必要なく、キャスターのみでOKな場合は必要ありませんので、更にシンプルに2種類のみです。

続いて、使うかん太金具は下記の4種類!(突っ張りが不要な方は3種類)
※商品名をタップすると別タブで商品ページが開きます。
- S-3-2T 2個
- S-4-2L-90 4個
- S-14-3Y-150 4個
- S-15-1A-500 2個 ※地面突っ張り用
キャスターは安全を見て最大サイズのものを選んでいますが、軽自動車などのもっと小さいタイヤの場合は、
50cmパイプの長さを調整していただき、キャスターをサイズダウンさせてもOKです。
ちなみにキャスター金具の耐荷重は、サイズそれぞれで下記のとおりです。
- 65mmサイズ:36kg
- 100mmサイズ:51kg
- 150mmサイズ:163kg
4ケ所キャスターをいれるので、耐荷重スペック的には65mmサイズでも十分耐えられます。
ご自身のタイヤのサイズや設置環境に合わせて、設計変更をお願いいたします!
組み立て、まずは土台から

まずは下記の材料を使って、長方形の形を作っていきます。
- 1mパイプ 2本
- 50cmパイプ 2本
- S-14-3Y-150 4個

1mパイプの中央には
- S-15-1A-500
- S-3-2T
- 7.5cmパイプ
を組み合わせた突っ張り脚を組み込んでいます。
【単管パイプの強度】
ちなみに、単管パイプの強度はご存知でしょうか?
弊社で販売している、大和鋼管製のスーパーライト700の強度("曲げモーメント"といいます)は単管パイプの長さによっても変わりますが、1mで384kgとのこと。
今回のような作例だと荷重も分散されるので、十分な強度になります。
詳しくは、大和鋼管様の下記ページを御覧ください!
大和鋼管工業株式会社
◆"単管パイプ"の"強度"の目安は?!設計の目安となる"引張り"と"曲げ"それぞれの具体例について
https://www.daiwast.co.jp/blog/scaffold-tube-strength
取手をつける

続いて取手の部分を組み立てていきます。
使う金具とパイプは下記の通り。
- S-4-2L-90 4個
- 50cmパイプ 6本
最後は本締め
組み立てが完了したら、すべてのビスを本締めしていきます。
グイっと強めの力で締め付けてください!
本締めが終わったら完成!

タイヤ保管のもやもや

ところでみなさん、タイヤ保管って画像のように平積みすることが多いですよね?
立てて保管すると倒れちゃうか転がっていっちゃう可能性もあるわけで・・・。
でもタイヤを運ぶときって、画像のようにコロコロ転がして行きませんか?

転がす→持ち上げて平積みの繰り返し、すごく効率悪いですよね。
そこで今回のタイヤラックなんです!

今回のタイヤラックは転がしてきたタイヤを少し持ち上げるだけで載せることができます。
キャスターもON/OFFスイッチが付いているので、動かないようにできますよ♪
とても簡単!!
こだわりポイント
その他にもこだわりポイントがいくつかありますので、ご紹介!

こだわり①:両サイドの取手
まず取手を両サイドに取り付けています。
片方だけだと切り返しが大変だったり、重すぎて思うように動かせないこともあるので、二人で運んだりもできます。

こだわり②:地面突っ張り
1mパイプ中央に組み込んだS-15-1A-500です!
パイプのたわみ防止のほか、このタイヤラックそのままで保管することも考えて、万が一ラックが動いてしまわないように取り付けています。
ただ、キャスターにもON/OFFスイッチが付いており、耐荷重的には十分なスペックですので、こちらはお好みでも大丈夫です。
今回のタイヤサイズ

ちなみに、今回作成したタイヤラックのタイヤサイズは「205/55R16」です。
実際に制作される際は、お客様のタイヤに合わせたサイズで制作されてください♪
もし設計や金具の拾い出しでお困りの方は、遠慮なくお問い合わせからご相談ください!
そのまま運んでそのまま保管
今回のタイヤラックの良いポイントは2つ
- そのまま運んでそのまま保管できる!積替え、荷下ろし一切不要!
- タイヤの数や空きスペースに合わせて自由にカスタマイズできる!
かん太を使えば、お客様の環境に合わせて最適なタイヤラックを作ることができます。
タイヤの保管方法にお困りの方はぜひお試しください♪
最後にご注意

弊社がYouTubeで作成している事例全てに共通していることですが、お客様再度での安全性まで保証した設計ではありません。
また、経年劣化(サビなど)による長期の安全性も確認した設計ではございません。
お客様で作成される場合は、設置環境や耐用年数などを考慮しての設計をお願いたします。
また、施工の際は安全に配慮し、怪我などのないようにお気をつけください。
今後もこのような動画コンテンツを配信していきますので、まだの方はYoutubeのチャンネル登録をよろしくおねがいします♪